COLORS ー折り重なる色たちー YUKIHITO OKABE

ACM Gallery

2020.7.15-9.13

会期:2020年7月15日(水)—9月13日(日)
水-日:12:00-17:00
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため会期中は事前のご予約制とさせて頂きます。また、オープニングレセプション等は開催いたしません。

 

岡部の作品は、鮮やかな色彩の抽象的な面が重なり、独特の詩的な世界をかたち作っています。2019年GYRE GALERYの展示では最も人気を博した作家でした。今回は、2014年から2019年までに描いた作品を厳選、約30点を一堂に展示し、岡部の成長の軌跡を辿ります。

 

誰もが驚く岡部のユニークな創作スタイル。オイルパステルを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創ります。実は、その削りカスを集めてできたかたまり(本人はコロイチと呼んでいる)こそが本人にとっての作品です。つまり、結果としてできた絵画はただの削り残しに過ぎず、本人は興味がありません。

 

では、その削り残した色の重なりから感じられる途轍もないエネルギーはどこから来るのでしょう。それは、彼がその行為に没頭した時間と情熱が作品の中に凝縮されているからなのかもしれません。

 

GYRE GALLERYでの展示作品は即日完売したため、ご希望にお応えできなかった方が多数おられましたが、この度展示する四つ切りサイズのペーパー作品は全て3万円で販売いたします。作品情報はTRiCERAのオンラインサイト
https://www.tricera.net/galleries/10上でも閲覧・ご購入頂けます。

 

岡部志士 1994年生まれ 三重県在住
まつざかチャレンジドプレイス 希望の園所属
三重県をはじめ、東京、大阪、名古屋、スペイン(バレンシア)などでのグループ展に参加。2014年ボーダレス・アート・コレクション「芸術がほどいてゆく境界」(高浜市やきものの里かわら美術館 愛知)出品。伊勢市と名古屋市で個展を開催。2019年GYRE GALLERY「現代 アウトサイダー・アート リアル 現代美術の先にあるもの」出展。

 

Affiliation: Matsusaka Challenged Place Hope Garden
born in 1994/ living in Mie/ at “Matsusaka Challenged Place Hope Garden” since 2013

 

He applies crayons, and sometimes acrylic paints, on canvases and then scratching the crayons and paints off with a needle. He considers what appears on canvases are simply a residue of his “real” art work, the lumps of crayon and paints shavings that he calls “Coroichi.” He has participated in various group exhibitions in Tokyo, Osaka, Nagoya, Mie as well as Spain (Valencia). His work was exhibited at the Borderless Art Collection 2014 (Kawara Museum, Takahama, Aichi). He also held a solo exhibitions in Ise and Nagoya.

 

*ACM Galleryは、引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため店舗の定期的な換気、消毒等を徹底して参ります。また、接客時は常時マスクを着用いたしますことをご了承くださいませ。お客様におかれましても、入店時の手の消毒、マスクの着用、記帳等へのご協力をお願い致します。

 

ACM Gallery Director: Shino Sugimoto
一般社団法人Arts and Creative Mind 代表理事 杉本志乃